外科ブログ
Blog※この下に手術中の写真があり
2020.10.22(木)
単一孤立性のしこりであったため開胸手術により肺の左側後葉摘出を行いました。
開胸手術は激しい痛みを伴うことがあるため、しっかりしたペインコントロール(痛み止め)と人工呼吸器による厳密な呼吸管理が必須です。
麻薬系鎮痛剤の投与、肋骨間神経ブロック、肋骨間カテーテルによる局所麻酔薬投与、フェンタニルパッチ、NSAIDS等により万全のペインコントロールを行いました。
摘出した肺のしこり。
術後の痛みも無く、落ち着いています。術後数時間で歩いて飼い主様と面会が出来ました。
臨床症状もなく飼い主様のお嬢様の「虫の知らせ?」で健康診断をしたおかげで手遅れにならずに済みました。
自覚症状を言えないワンちゃんネコちゃんには定期的な健康診断が大切だと感じました。
早く良くなるといいね。