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2024.03.16(土)

大腿骨頭壊死症(レッグ・カルべ・ペルテス症(LCPD))

 

本疾患は 若齢のトイプードル、ヨークシャー・テリアなどのトイ種に多く発症する整形疾患です。

原因ははっきりとは分かっていませんが、股関節を形成している太ももの骨(大腿骨頭)への『血行障害』により、関節部の変形や無菌性の壊死、骨折などを引き起こします。

4~11ヵ月齢の若齢の小型犬で多く発症しますが、最も発症率が高いのが生後6~7ヵ月です。

 

症状は、足を引きずる・足を挙上する(跛行)などで表れます。

診察時は、触診で股関節を伸ばした際の痛みを確認し レントゲン検査で大腿骨頭の変形を確認して診断をつけますが、発症初期はレントゲンに異変が生じないケースもあるため、複数回のレントゲン検査が必要な場合があります。

 

(レントゲンで股関節の壊死の写真)

 

*この下より手術の写真がございますので、閲覧には注意してください

 

 

 

 

 

大腿骨頭頸部骨切り術(FHNO)

 

大腿骨頭直上の皮膚を切皮

 

大腿骨頭周囲の皮下組織、筋肉を剥離

 

大腿骨頭を骨盤から脱臼させて露出させる

 

サジタルソーで大腿骨頭頸部骨切り

 

 

術後のレントゲン写真

 

 

 

大腿骨頭壊死症の治療は まず内科治療を行いますが、進行性の病気の為、痛みがコントロールできない場合は壊死した骨頭を動力を使って切除する手術を行います。

股関節と足の関節がなくなってしまい、歩けなくなってしまうのではと考える方が多いと思いますが 犬は、周囲の靭帯や組織が股関節と大腿骨の繋がりをサポートし、リハビリを通して歩行が可能になります。

2022.08.20(土)

若い猫(生後3ヶ月)の上腕骨骨折。

 

若齢で、単純斜骨折なのでIMピン(髄内ピン)による整復を選択。
数日で患肢を着地しての歩行が可能になりました。
1〜2ヶ月後には髄内ピンを抜去予定です。

 

 

2022.08.20(土)

下顎骨折の猫

犬歯近接部での骨折

固定が難しい部位

犬歯直後の両側下顎骨折

 

髄内ピンとワイヤーを用いて固定

咬合にも問題なく整復

採食もすぐに可能になりました。

完治時のレントゲン

3か月後に固定具を外し完治しました。

2021.11.27(土)

 

ロッキングプレートと髄内ピンのサイズや位置関係を綿密に計画。

大腿骨は大きな力が加わる骨なのでしっかりした固定が必要。ロッキングプレートと髄内ピンの併用はお互いの器具の特性を生かして強固な固定が可能。(ロッキングプレートでは単皮質骨スクリューも使用できるので大きなメリットとなる。)

リハビリも頑張りましょう!

2021.11.27(土)

橈骨尺骨の骨折

ロッキングプレート適用

 

良好な治癒過程。

リハビリも頑張りましょう!

 

 

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