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2021.06.24(木)

左右の前肢(橈骨尺骨)骨折

片足と違い治癒まで健常肢でかばう事が出来ないのでしっかりした整復固定が必要なケース。

 

 

 

 

 

 

 

なるべく長いロッキングプレートを使用し遠位には念のため3本のスクリューを挿入。

 

 

 

 

 

手術時間も長くなるので長時間の麻酔への配慮が大切。今回ガス麻酔と併用で麻薬系薬剤も用いて麻酔濃度を低くしたことで安全に手術が行えました。

リハビリ頑張りましょうね。

2021.05.20(木)

 

 

 

プードル犬の上腕骨骨折。
小骨片に分かれて整復固定が難しいケースです。

小さい骨片は2本のポジションスクリューを使い固定。
近位と遠位はロッキングプレートにて整復固定しました。

早く良くなるといいですね。リハビリ頑張りましょう!

2021.05.13(木)

猫の口内炎は採食時に痛みを伴いネコちゃんにとって大変辛い病気です。

正確な原因が不明なことが多く治療も難しいケースがあります。

当初は歯石除去などの口内環境の清浄化を行いその後、抗菌剤、消炎剤、インターフェロン、免疫抑制剤などの内科治療を施すことが一般的です。

しかし、そのような治療でも改善しない「難治性歯肉口内炎」も少なからず存在します。

このような難治性のものには臼歯つまり奥歯を全て抜歯する「全臼歯抜歯術」が非常に有効なことがあります。(文献により60~95%の治癒率)

臼歯は歯根が複数ある多根歯なのでラウンドバーによる歯槽骨の掘削、歯肉フラップ術などの口腔外科のテクニックを駆使して歯根を残さず抜歯します。

投薬の必要がなくなる完治や薬を減らすことができる改善が見込めます

激しい痛みと炎症を伴う手術前の状態。

口腔内手術の為、神経ブロックを施します。

術後1か月。炎症の改善、投薬必要なくなりました。

2021.02.14(日)

猫の乳腺腫瘍は90%が悪性で再発、転移を起こしやすい。特に前方の乳腺にシコリが出来やすくリンパ節への転移にも注意が必要です。

ここでのポイントは腋窩リンパ節と副腋窩リンパの郭清(リンパ節とリンパ管を一緒に切除すること)です。
特に猫の腋窩、副腋窩リンパ節は深胸筋の裏に隠れているので取り残しがないように注意します。
シコリが小さくても片側乳腺全切除になるので猫ちゃんの負担も大きく大変です。
こまめに胸を触って早期発見に努めましょう。

乳腺癌の片側乳腺全切除(青塗りが腫瘍、点線が切除範囲)
 

 

 

 

副腋窩リンパ節。深胸筋に隠れています。

 

 

 

 

 

腋窩リンパ節

 

 

 

 

 

乳腺組織とリンパ管~副腋窩リンパ節~腋窩リンパ節の一括切除。

猫ではこの一括切除が非常に大切です。

 

 

 

 

 

 

 

2021.02.12(金)

犬の乳腺腫瘍は50%が良性50%が悪性です。悪性であっても早期であれば切除により完治が見込まれます。したがって早期発見、早期治療が大切となります。
シコリの大きさや出来た場所により手術法は異なり、特にリンパ管やリンパ節の分布を考慮して決めます。
このワンちゃんは後ろ二つの乳腺を鼠径リンパ節ごと切除しました。

 

乳腺のリンパ節の分布

 

切除範囲の決定

 

第4、5乳腺と鼡径リンパ節の切除

 

手術中、鼠径ヘルニアがあったのでこちらも整復

 

ヘルニア輪の閉鎖

手術後

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