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Blog2018.12.16(日)
寒い日が続きますね。体調を崩さないように気をつけてください。
今日は犬の子宮蓄膿症についてお話します。
子宮蓄膿症とは避妊手術をしていない高齢ワンちゃんに多く、子宮内に大腸菌などの細菌感染がおこり、膿がたまる病気です。場合によっては子宮破裂による腹膜炎、細菌の毒素による敗血症により死に至るケースもあります。症状は多飲多尿、元気・食欲の低下、嘔吐、腹部膨満など認められます。また開放性の場合は陰部から膿の排出が認められますが、閉塞性の場合には認められません。
身体検査、血液検査、レントゲン検査、超音波検査などによって診断します。症状があり超音波検査において子宮内に液体貯留が認められた場合には子宮蓄膿症の可能性が高いです。治療は手術によって子宮と卵巣を摘出することが第一選択となります。
もしワンちゃんの陰部から膿が出たり、出血がいつもより長く続くなどの疑わしい症状が認められた場合には早めの受診をおすすめします。