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Blog2020.09.13(日)
残暑がまだまだ厳しいですが、夜になると鈴虫の音色が聞こえ秋がすぐそこまで来ているように感じます。
だいぶ散歩がしやすい季節になってきたのではないでしょうか。
わんちゃんねこちゃんが楽しいお散歩をする際、どんな所を散歩しますか?
公園や草むら、川沿い、土がたくさんある広場などなど。
散歩するのはとってもいい事!…ですが散歩へ行く場合注意しなければいけないことがあります。
ノミやダニなどの寄生虫が体についてしまう可能性があるということです!
夏から秋にかけて今この時期が一番ノミやダニが活発に活動します。
ノミダニだけではなく、寄生虫には様々な種類がいます。
代表的な寄生虫といえば、わんちゃんを飼っている方なら一度は耳にしたことがある「フィラリア」です。
フィラリアは蚊から媒介する寄生虫のため、蚊が活動する時期に予防をすれば基本的には問題ありません。
フィラリア症に感染するとフィラリアは動物の心臓に寄生します。恐ろしいですよね。
かの有名な忠犬ハチ公もフィラリア症に感染していたと言われています。
ちゃんと予防しないと恐ろしい病気だということが知られているため、わんちゃんを飼われている方は基本的に予防されていると思います。
ではノミダニに関してはどうでしょうか?
フィラリアはしっかり予防している…ノミやダニは散歩もそんなにしないし、体に付くだけだから大丈夫!…ではありません。
ノミとダニはわんちゃんねこちゃんの体に付いて吸血をします。
ノミが付いた場合、体に激しいかゆみを伴う場合があります。
ノミが付いた時に出るかゆみには2種類あり、1つはノミがたくさん付いて刺傷によってかゆい場合。
もう1つはノミの唾液に反応してかゆみが出るアレルギーの場合です。
刺傷の場合はノミの数が減ればかゆみは治まりますが、アレルギーの場合はノミの数が少数でもかゆみが治まらない場合が多いです。
ダニが付いた場合もかゆみを伴う場合があります。
近年マダニから媒介するSFTSという感染症が話題になっています。これは人にもうつる病気です。
わんちゃんが感染した場合重症化する例は少ないですが、ねこちゃん感染した場合重症化することが多いそうです。
お散歩に行く子も基本的におうちに居る子もノミダニの予防はしっかりしてあげましょう!
当院では通年予防をおすすめしています。
その子にあった予防薬を選んであげましょう。
例えば2週間に1回シャンプーをしている子は付けるタイプより飲み薬がおすすめです。
また、毛並みが立派な子も飲み薬をおすすめしています。
錠剤やおやつタイプのお薬が苦手な子は付けるタイプにしてみましょう!
近年新しいお薬も出てきています。モモちゃんが食べているようなチュアブルタイプのお薬もあります。
何年も同じお薬だったり、フィラリアのお薬しかあげていないという方は、ぜひこの機会に再度予防を考えてみてはいかがでしょうか。
予防薬のことで気になることがあればお気軽にスタッフまでご相談ください🌸