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2021.02.13(土)

緊急事態宣言が延長され、我慢の日々が続きますね。外出自粛に伴い、お家で過ごす時間が増え、以前よりも部屋の中が散らかってしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな今、注意しなくてはいけないのがワンちゃん、ネコちゃんの異物摂取です。異物として問題になることが多いのが、紐、糸、布などの線状のものや、トウモロコシの芯などです。ワンちゃん、ネコちゃんはもので遊ぶとき、咥えてみたり、舌で舐めてみたりします。そうして遊んでいるうちに飲み込んでしまうことがあります。

 

飲み込んだ異物は吐き出されたり、そのままうんちに出たりと問題にならないこともありますが、嘔吐や食欲不振、元気消失、下痢などの症状を引き起こしたり、腸に詰まる、腸が破けるなどの重大な問題となることもあります。

 

異物を摂取した際にみられる症状は他の消化器疾患などとよく似ているため、飼い主さんが異物摂取のタイミングを目撃する、物がなくったことに気付くなどのことがない限り、症状だけでは診断がつかないことがあります。そのような場合には身体検査、レントゲン検査、超音波検査、内視鏡検査などを行い総合的に判断する必要があります。また腸管内に留まってしまった異物を取り除くためには催吐処置や内視鏡のほか、外科手術が必要になることがあります。

 

ワンちゃん、ネコちゃんの異物摂取のほとんどが習慣的な問題であるため、やめさせることは容易ではありません。そのためワンちゃん、ネコちゃんの手の届く場所に異物となる可能性のあるものを置かないのが一番の解決策となります。

 

お家で過ごす時間が増えた今、上記の対策も兼ねて、思い切って大掃除を始めてみるのもいいかもしれませんね。