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Blog2021.05.25(火)
以前こちらのブログで「ワンちゃん、ネコちゃんの異物摂取」について取り上げさせて頂きましたが、今回は実際に異物を食べてしまったワンちゃんについてご紹介させて頂きます。
11歳のミニチュアダックスフンドが2cm大のスーパーボールを食べてしまったということで来院されました。
誤食してから間もなかったので、催吐処置を実施しましたが、吐き出されませんでした。
スーパーボールはその丸い形状ゆえ、吐き出されないことが多々あります。
超音波検査を実施したところ、スーパーボールが胃にあることが確認されたため、内視鏡検査を実施しました。
内視鏡では、胃の入り口付近にスーパーボールが確認されました。
バスケット鉗子という専用の道具を用いて、無事取り出すことが出来ました。
その後もそのワンちゃんは体調を崩すこともなく元気で過ごしています。
今回は内視鏡で無事スーパーボールを取り出すことができましたが、腸に詰まった場合や、異物の種類によっては開腹手術が必要となることがあります。
ワンちゃん、ネコちゃんが間違って異物を食べることがないように十分に気をつけて下さいね。
超音波検査(黒い丸がスーパーボール) 胃内のスーパーボール
取り出している様子 バスケット鉗子