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Blog2022.04.07(木)
桜の花も満開となり、日々過ごしやすくなって参りましたね。
今回は、オーラルケアについてのお話です。
ご自宅のワンちゃんネコちゃんのお口の匂い、気になりませんか?
「動物には動物特有の匂いがあるから、うちの子はきっとまだ大丈夫・・・!」
と思われている方は少なくないかもしれません。
しかし、口臭がしはじめたら歯垢・歯石蓄積の警告サイン、放っておくと深刻な歯周病となってしまいます。
なんと、3歳以上の犬猫の75%が歯周病と言われています。
子犬、子猫のうちからオーラルケアに慣れさせ、歯と全身の健康を保ちましょう。
さて、ここからは歯みがきの具体的な方法です。
〈歯みがきをする前の準備〉
おやつをあげながら口の周りをなでる事から始め、歯茎を触ることに慣れさせます。
最初は数秒から始めて無理をせず、出来たらその都度褒めて楽しいことだと教えていきましょう。
次に、ガーゼやハミガキシートを巻いた手で歯を軽くこすります。
それが出来たら今度は、おやつを与えながら歯ブラシを見せたり、歯ブラシを口周りに軽く触れさせて歯ブラシに慣らしていきましょう。
〈歯みがきの方法〉
歯ブラシは歯に対して45度の角度で当てます。
そうすることで、歯と歯茎の間の歯周ポケットと呼ばれる隙間の汚れを掻き出すことができます。
優しくブラッシングをし、力を入れ過ぎないようにしましょう。
特に、とがっている犬歯や奥の一番大きな臼歯が汚れやすいので、この部分を念入りに磨きます。
歯垢は3日で歯石になると言われています。
歯みがきは毎日行うのが理想的ではありますが、まずは3~4日でお口全体を一周磨ける程度の歯みがきを目指しましょう。
歯周病の子で、歯みがき中に出血や痛みがある場合は、無理せず獣医師に相談してください。
またオーラルケアの補助アイテムとして、デンタルガムや歯みがき専用スナック、スプレーや飲み水に入れるタイプのものもあります。
様々なものを組み合わせて、その子に合ったオーラルケアを見つけていきましょう。
〈オーラルケアの利点〉
なんとヒトと犬の歯周病菌は共通するものもあると言われており、どちらかに歯周病があれば移る可能性があります。
また、歯周病は心臓・肝臓・腎臓などの病気に繋がることもあり、全身に影響を及ぼすことがあります。
歯周病を予防することは全身の健康を保つことにつながります。
しかし残念ながら、一度ついてしまった歯石は歯みがきでは落とすことはできません。
歯石除去の処置でお口のなかを綺麗にしたうえでオーラルケアをしてあげましょう。
歯ブラシ方法が分からない!歯石除去の話を聞きたい!という方は、お気軽にスタッフにお尋ねくださいね。