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2022.06.08(水)

少しずつ気温も上がりそろそろ梅雨に入る時期ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

本日は、わんちゃん猫ちゃんの歩行異常についてお話しします。

歩行異常とは、足を引きずって歩くびっこの状態『跛行』や足を浮かせてしまう『挙上』、

足が上手く動かない『麻痺』など、歩き方がおかしい状態を指します。

 

 

原因は、大きく分けて

・爪が折れる、異物が刺さるなどの外傷

・関節炎や靭帯の異常などの整形疾患

・椎間板ヘルニアなどの神経疾患

などの事が多いです。

しかし、ときに複数の病気を併発していたり全身性の病気に伴う場合もあり、

血液検査やCT・MRI検査、関節液検査など更に詳しい検査が必要になることもあります。

ご自宅のわんちゃん猫ちゃんの歩き方に違和感を感じる場合には、獣医師にご相談下さい。

 

 

診察にいらっしゃる際には、携帯電話などで歩き方の動画を撮ってきていただけると分かりやすい場合があります。(可能であればで大丈夫ですよ~)

 

続いて、普段からお家できるケアをいくつか紹介します。

 

まず、体重管理です。体が重いわんちゃん猫ちゃんは体を支えるために

関節や骨により負荷がかかってしまいます。特に大型犬で体重が重い子達は注意が必要です。

次に、お家で滑らない床を作ってあげることです。

特に中高齢のわんちゃんは、足を滑らせたことによって急に靭帯を切ってしまうこともあります。

フローリングの床のお家はカーペットを敷いてあげたり、こまめに足裏の毛や爪を切る事も一つのケアになります。

 

 

わんちゃん達は飼い主さんが気付きやすいサインを出してくれる子が多いですが、

猫ちゃん達は気付かないうちに足腰が弱っている子も多いと言われています。

なんと猫ちゃんは、10歳を過ぎると10頭中9頭が関節炎になっているとの報告もあります。

普段の生活のなかで、段差の登り下りや爪研ぎをあまりしなくなったなどがみられましたら

関節炎のサインかもしれません・・・!

気になる様子があれば、お気軽に獣医師にご相談下さい。

 

また、若いうちからでも関節をケアできるサプリメントもありますので、気になった方はぜひスタッフにお尋ねください!