お知らせ・ブログ
Blog2023.11.29(水)
すっかり秋めいてきましたね。
もう蚊はいないからフィラリアのお薬はいらないのかしら?
と思われる方が多いようですのでお知らせいたします。
フィラリアのお薬は、
・毎月末頃の方・・・11月末まで
・毎月上旬の方・・・12月上旬まで
となっております。最後の予防薬がとても重要になりますのでお忘れなく。
変わりまして、ノミダニのお話です。
暖かい期間はしっかりノミ・ダニ予防されてる方でも
涼しくなり冬の間は、必要ないと思われているかもしれません。
ノミは冬でも家の中など10℃以上あれば繁殖でき、
サナギは環境条件が整わないと、何ヶ月もサナギのままでいて
小春日和の暖かな日に突然羽化し寄生することもあります。
一年通して予防される事をお勧めします。
予防薬には食べるタイプと首に付けるタイプがあります。
首に付けるタイプには、3か月効果が持続するものもありますので
秋冬シーズンにお勧めです。
ワンちゃんネコちゃんの使いやすいタイプをお選び下さい。
ご不明な点などありましたら、ご相談下さい。
2023.11.25(土)
少し前までまだ夏の面影があった日も多かったものの、ここ最近はぐっと冷え込むようになりましたね。
こんな冷え込む日は、ワンちゃんやネコちゃんの体温が心地よく抱っこする時間が長くなっている今日この頃です。
さて、今日は「ノギ」についてお話しようと思います。
みなさま、ノギってご存じでしょうか?
先日、足先の傷がなかなか治らないボーダーコリーのワンちゃんが来院されました。
傷自体はそこまで大きくないのですが、腫れと赤みがひかず腫れているところを押すと傷から膿が出てくる状態でした。
抗生剤や洗浄治療での治りが悪いため、膿が出てきている穴を辿り何か原因がないかをチェックすることとなりました。
穴を辿り状況によっては広く皮膚を切る必要があるので、全身麻酔での処置となります。
20kg程度の大きめのワンちゃんでしたが、なんと元の傷の約6~7cm上の方まで穴が続いており、その元にはノギという植物が異物として入り込んでいました!
足の皮膚の奥深くから取り出した実際のノギです。
ノギとは、イネ科の植物の穂の先にある0.5~1.0cm程の刺状の突起のことを言います。
このイネ科の植物はどこにでも生えている雑草です。
ワンちゃんは草むらの中の探検が大好きなので、このノギが足先に刺さった場合には今回のようにどんどん奥に入り込んでしまい、異物となります。その場合、足先の傷が治らない原因となります(ノギを取り除かない限り治りません!)。
このワンちゃんは、かなり大きく皮膚を切開した為飼い主様も治りを心配されていましたが、
ノギを取り出し2週間でここまで改善しました!
外見からはノギが入り込んでいるのは全く見えないため、怖い植物ですよね・・・。
他にも、わんちゃんが鼻先で草むらの中をクンクンすることで、ノギが眼や耳の中に入ってしまう事もあります。
眼や耳の中に入った場合には、急な痛みを伴います。
お散歩後に急に眼や耳をすごく気にするなどがあれば、すぐに病院にご連絡下さい!
2023.10.08(日)
動物病院関係者にとって年に一度の一番大きな大会で、
たくさんの獣医師・看護師さんたちが日本全国(海外からも!)参加します。
当院からも毎年数名参加しておりますが、
ここ数年のコロナ渦においてはオンラインのみの開催となっており、
本当に久しぶりの対面式での参加になりました。
著名な講師陣の講演、講義が多数あり、
ベーシックなセミナーから最新情報まで幅広く網羅されていて、
経験年数問わず大変勉強になります。
また盛大な展示ブースもあり、
最新の器具・機器,薬剤・サプリメント、出版物が出揃います。
非常に活気があり、あたらしい治療法や手術方法に触れ
参加者のモチベーションが上がります・・・!
そして、日本各地から獣医師が集まるので
アニマルライフサポートの「ミニ同窓会」にもなることも。
コチラの先生方の中に・・・ベテランの皆様でしたらきっと見覚えがあるのでは!?
現在は、それぞれ青森・広島で診察されている工藤先生(右後ろ)と和田先生(中央)です。
アニマルライフサポートを卒業して日本各地で活躍している先生方がたくさんいらっしゃいます。
また、お会いできる日を楽しみにしています!!
きちんと還元できるよう、持ち帰った情報はしっかりと院内で伝達し、
情報の共有をはかっています。スタッフのお休みにご理解いただきありがとうございました。