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2023.03.07(火)

寒気も少しずつ緩み始めましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

本日は、愛犬愛猫たちのご飯の悩み、食べムラについてお話ししようと思います。

 

私たちが診察時によく聞くお悩みとして『昨日まではメインのカリカリフードを食べていたのに急に食べなくなった』 『おやつのチュールはよく食べるのに…』などのご飯のお悩みが少なくありません。

では、食べムラにはどのような原因が考えられるでしょうか。

・飼い主様が食事以外にオヤツなどを与えすぎて 肝心の食事前に満腹になる

・運動不足により食欲が湧かない

・おやつが好き・ヒトの食べているものに興味がある

・食欲低下を発現するような強いストレスにある

・身体的疾患がある(病気で食べられない)     など

 

動物たちは『総合栄養食』と書かれている市販食や手作りで作るオーダーメイドのご飯を食べていれば、基本的に栄養不足にはなりません。しかし、おやつや ヒトのご飯は彼らにとって未知かつ美味しいので、それに慣れてしまうと元のご飯に戻すのが難しいこともあります。おやつはコミュニケーションの道具として与えるようにしましょう。

 

また、運動不足によって1日の必要エネルギーが落ちるとご飯を残す子もいます。適度な運動は動物にとっても大切ですので、お散歩やおもちゃを使って思いっきり遊んであげてください。

 

しかし、1番心配なのは『病気で食べられない』ことです。年齢やご飯に飽きたなどの原因で食欲が低下することもありますが、続くようなら一度診察にいらして下さい。

 

最後に、2月よりワンちゃん達の健康診断(血液検査)が普段よりお手頃にできるようになっています。ご興味のある方は、フィラリア予防の診察時にご相談ください。

2023.03.02(木)

3月の診療カレンダーDr.我妻に修正がありましたのでお知らせいたします。

正しくは 下記のようになります。

1 2 3 4 5 6 7
3
渡辺 × × 休診日 ×
石川
佐々木
我妻 × 17:00まで ×
長嶋 ×
国分 × ×
石井 × ×

2023.02.10(金)

今回は皮膚科の紹介です。

 

患者さんはペキニーズのマーブル君です。

 

<治療前の被毛の様子です>

 

一昨年の6月に他院にて検査のために体幹部位の毛刈りを行いました。

その後から体幹の毛が生えてこないとの事で、去年の5月に大隅先生による皮膚科専門外来を受診されました。

 

品種や年齢、性別などの情報や今までの経過や症状などからあらゆる可能性を考え、その中でも可能性が高いものに絞り診断を進めていきます。

皮膚病といっても皮膚だけの問題ではなく、ホルモンの病気や精神的な問題、全身性疾患が隠れていたりと原因は多岐に渡ります。

その為診断を進めていくうえで、皮膚や被毛の検査にとどまらず、必要に応じて血液の検査や皮膚の組織病理検査、全身的な検査を行うこともあります。

 

マーブル君の場合は痒みがなく、毛刈り後に皮膚が黒色に変色し脱毛が広がりました。

わんちゃんでよく目にするような典型的な症状ではなかった為、あらゆる可能性を除外するために血液検査、ホルモン検査、腹部超音波検査、皮膚病理検査を行いました。

 

検査結果よりアロペシアX(毛周期停止)と診断がつきました。

アロペシアXは毛の生え変わる周期が止まってしまう事による脱毛症です。現在のところはっきりとした原因は解明されておりません。ただし特定の犬種、ポメラニアンやパピオン、チワワ、トイプードルに好発するため遺伝的な素因が関連していると予想されます。

 

診察後、サプリメントと内服薬での治療を開始したところ、一か月後の再診時には発毛が認められるようになりました。その後もお薬の量を調節しながら継続治療中で現在は発毛の状態も非常に良好です。

 

<治療1ヵ月後の被毛の様子>

 

<2023年2月時点の被毛の様子>

毛も生えそろい、すっかり元の姿に戻りましたね!

とってもハンサムです!

 

追記:当院では皮膚科医である大隅先生による皮膚科専門外来を行っております。

なかなか良くならない皮膚や耳のお悩みなどございましたら是非ご相談ください。

2023.01.21(土)

寒い日が続いておりますが日向は暖かく気持ちがいいですね。

 

今日は、GOOD GUTSというサプリメントのご紹介です。

ヒトが発酵食品などで腸内環境を整え体調管理を行うように、ワンちゃん・猫ちゃんにも腸活が大事と言われ始めています。

このサプリメントには11種類の乳酸菌・ビフィズス菌と2種類のプレバイオティクス(腸内細菌のエサとなるもの)が入っており

腸内環境を整え健康維持・トラブル改善に良いとされています。

 

ヒトでは、実は腸内環境と皮膚の健康は関係している事が分かっています。(腸皮膚相関と言います)

なので、このサプリメントは下痢や便秘の緩和だけでなく、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患の子にもお勧めです。

 

 

腸内フローラが育つ幼少期から高齢の子まで、

また抗生物質使用中や術後でも使え、多くのケースで使用可能です。

 

 

 

 

※写真は小型犬用です。(猫・小型犬・中型犬・大型犬の4種類)

粉末状なので付属のスプーンで、ご飯にかければOK。手軽さもいいですね!

化学的合成物、着色料不使用で安心です。

詳しくはスタッフまで(^^)

 

2023.01.01(日)

明けましておめでとうございます。

昨年より病院の体制を一部変更させて頂きましたが、皆様には快くご理解頂き心より感謝申し上げます。今年もより一層、街のかかりつけ医として地域の動物医療に貢献できますよう精進して参ります。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

院長 石川 祐子

 

「謹賀新年」の判子マーク

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