お知らせ・ブログ
Blog2022.07.20(水)
この6月から、獣医師1名が アニマルライフサポートの仲間に加わることになりました。
皆さま どうぞ宜しくお願い致します。
獣医師:石井 琴子(いしい ことこ)
2022.07.16(土)
2022.07.02(土)
「コレステロールや中性脂肪の値が高いですね~」
健康診断でお医者さんから聞くと、ドキッとしてしまう言葉ですよね。
実は、ワンちゃんにも人と同じようにコレステロールや中性脂肪が高くなる病気『脂質代謝異常症』があります。
コレステロールや中性脂肪とは血管内を流れている脂肪分(脂質)のことで、身体の機能を保つために必要不可欠なものです。
通常脂質は肝臓で作られたり、食事からとりこまれたりして、血液中に一定の量に保たれるよう調節されています。しかしながら何らかの原因によって、血液中のコレステロールや中性脂肪が増えてしまう状態を『脂質代謝異常症』といいます。
脂質代謝異常のワンちゃんの症状として
・減量用フードしかあげていないのに体重が減らない
・脂っぽいごはんをあげるとよく吐く、下痢をしてしまう
・急に眼が濁った、眼が見えない様子
・原因不明の発作や失神を起こす
・背中の皮膚トラブル
などがあります。
(これらの症状は他の原因でも起こり得るので診断には総合的な評価が必要です)
その他にも、
・膵炎
・胆嚢疾患
・糖尿病
・副腎、甲状腺などのホルモンの病気
・肥満
など様々な病気と関わっている事が分かっています。
またミニチュア・シュナウザー、シェットランド・シープドッグ、ビーグル、ドーベルマン・ピンシャーやロットワイラーなどは遺伝的に脂質代謝異常症になりやすいと言われています。
治療は療法食(低脂肪食)からスタートして、必要に応じて内服薬の服用を検討します。
脂質代謝異常があるからといってすぐに症状を表すわけではないので、見過ごされてしまう事も多い病気です。
しかしながら近年、ワンちゃんの寿命が延びてきたこともあり、だんだんと問題となる事が多くなっています。それと同時に適切な治療を行うことで様々な併発疾患の症状改善につながることが分かってきました。
(最近になって結石症と脂質代謝異常症との関連性も証明されました⇒https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/jvim.16324)
ワンちゃんも年をとると様々な病気にかかりやすくなります。しかしながら病気の中には脂質代謝異常のように初期の段階では明らかな症状を示さないものも多く、ちょっとした変化が病気によるものなのか、それとも加齢によるものなのか分かりにくいこともあると思います。もしワンちゃんネコちゃんの変化で気になる事などあればお気軽にご相談ください。
2022.06.26(日)
ネコちゃん用
ピュリナ プロプラン ベテリナリーサプリメント 「ハイドラケア」
ネコちゃんの泌尿器疾患ケアの為に欠かせない水分摂取ですが
飲水量を増やしたくても、水をあまり飲んでくれずにお困りの方も多いと思います。
こちらは、ネコちゃんが喜んで飲んでくれる嗜好性で飲水不足に対応してくれます♡
新鮮な水を与えても飲んでくれない グルメなネコちゃんに是非お試し下さい。
体重2kgあたり 1日1袋 を与えてください。
開封前によく振ってから器に注ぐだけ。簡単ケアです。
賞味期限が迫ってきましたので(賞味期限2022年7月)
50% OFF となります!!
一袋 85g 定価146円+税 の所 73円+税
数に限りがありますのでお早めにどうぞ
2022.06.08(水)
少しずつ気温も上がりそろそろ梅雨に入る時期ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
本日は、わんちゃん猫ちゃんの歩行異常についてお話しします。
歩行異常とは、足を引きずって歩くびっこの状態『跛行』や足を浮かせてしまう『挙上』、
足が上手く動かない『麻痺』など、歩き方がおかしい状態を指します。
原因は、大きく分けて
・爪が折れる、異物が刺さるなどの外傷
・関節炎や靭帯の異常などの整形疾患
・椎間板ヘルニアなどの神経疾患
などの事が多いです。
しかし、ときに複数の病気を併発していたり全身性の病気に伴う場合もあり、
血液検査やCT・MRI検査、関節液検査など更に詳しい検査が必要になることもあります。
ご自宅のわんちゃん猫ちゃんの歩き方に違和感を感じる場合には、獣医師にご相談下さい。
診察にいらっしゃる際には、携帯電話などで歩き方の動画を撮ってきていただけると分かりやすい場合があります。(可能であればで大丈夫ですよ~)
続いて、普段からお家できるケアをいくつか紹介します。
まず、体重管理です。体が重いわんちゃん猫ちゃんは体を支えるために
関節や骨により負荷がかかってしまいます。特に大型犬で体重が重い子達は注意が必要です。
次に、お家で滑らない床を作ってあげることです。
特に中高齢のわんちゃんは、足を滑らせたことによって急に靭帯を切ってしまうこともあります。
フローリングの床のお家はカーペットを敷いてあげたり、こまめに足裏の毛や爪を切る事も一つのケアになります。
わんちゃん達は飼い主さんが気付きやすいサインを出してくれる子が多いですが、
猫ちゃん達は気付かないうちに足腰が弱っている子も多いと言われています。
なんと猫ちゃんは、10歳を過ぎると10頭中9頭が関節炎になっているとの報告もあります。
普段の生活のなかで、段差の登り下りや爪研ぎをあまりしなくなったなどがみられましたら
関節炎のサインかもしれません・・・!
気になる様子があれば、お気軽に獣医師にご相談下さい。
また、若いうちからでも関節をケアできるサプリメントもありますので、気になった方はぜひスタッフにお尋ねください!