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2021.08.27(金)

ステイホームの期間中に新しい動物さんを家族として迎えたご家庭は少なくないと思います。

 

動物さんが「飼い主様はいつもおうちにいることが当たり前」と認識してしまうとお留守番ができなくなってしまう場合があり、これを分離不安といいます。外出の支度を始めるとパニックになってしまう、外出している間にお部屋の中を散らかしてしまうということなどが代表的な症状です。

 

以前はしつけとして様々な方法が試みられていたものも、現在では動物行動学の研究が進んでおり、治療として改善を促す方法が解明されてきております。

 

一例を挙げると、外出の支度だけをして外出はしないことによって支度は嫌なことではないということを学習させることや、転がすとおやつが出てくる知育玩具を用いて飼い主様がいなくなっていることに気が付きにくい状況を作り出すこと、飼い主様が戻ってきた時には必ず良いことがあると理解させることなどの対策によって少しずつ動物さんの不安を取り除いてあげることができます。

 

またそういった玩具や行動療法だけではうまくいかないときに、フードやサプリメント等が効果的なこともあります。

赤ちゃんが泣くと、お母さんはミルクをあげます。そうすると赤ちゃんはニコニコで飲み、その後はすやすやと寝てくれますよね。

実はミルクのなかには気持ちを落ち着かせたり、寝つきを良くしたりする成分(ミルクプロテイン)が含まれていると言われています。

そんな成分が入ったご飯やサプリメントなどが不安なわんちゃんの助けになることもありますので、

お困りの行動がございましたらお気軽に獣医師にお尋ねください。

 

 

吠える犬

2021.08.05(木)

皆さま、楽しい夏休みをいかがお過ごしでしょうか?

このご時世、県を跨いでの旅行も難しく、例年とは違った過ごし方で退屈な方も多いと思われます。

さて、少し前の話になりますが、ワンちゃん・猫さんたちにとっても 私たちにとっても知っておいた方が良いニュースをご紹介します。

 

~2021年6月22日

関東で初めてヒトで重症熱性血小板減少症候群(SFTS)が確認されました~

SFTSとは、2011年に中国で発見され 主にマダニを介して伝染する病気です。

日本でも2013年に山口県で ヒトの発症が確認され、近年ワンちゃん・猫さんから直接感染した可能性のある患者さんが報告されています。

 

吸血前            吸血後

マダニのイラスト(吸血前)マダニのイラスト(吸血後)

 

 

 

 

そもそも、SFTSとはどんな病気なのでしょうか?

感染者のほとんどがマダニから刺咬されたことで感染しますが、SFTSに患ってしまったワンちゃん・猫さんの血液、体液に直接触れることで感染することがあります。約一週間の潜伏期を経て、発熱や下痢・嘔吐・腹痛などの消化器疾患を主徴とし、時に筋肉痛 神経症状 リンパ節腫脹 出血症状などを伴います。

ワンちゃんは発症件数が少なく 比較的軽症または不顕性感染(無症状)で落ち着いていることがありますが、ヒトと猫さんは致死率10~30%とされていて、重症化した場合 死亡する可能性もある怖い病気です。SFTSの特効薬はなく、症状に合わせた対症療法と抗ウイルス薬治療を行っていくのが現時点での治療になります。

 

この病気の予防法は『マダニに接触しないこと』です。

マダニは、裏山・裏庭・あぜ道など、自然豊かな場所に生息しているため、お散歩大好きなワンちゃん よくお外に出かける外猫さんたちはリスクが高いです。またマダニにより、他の病気の感染リスクもあります。

私たちがこの病気から愛犬・愛猫を守り また自分たちもこの病気から身を守るため、当院ではワンちゃん・猫さんたちに、ダニ・ノミなどの害虫予防を積極的に提案しています。ワンちゃんたちは、毎年のフィラリアの予防などで ご存知の方も多いと思いますが、猫さんたちは、ダニの予防はあまり身近ではない方が多いと思います。ノミ・ダニの予防薬は、ごはんに混ぜて食べさせる錠剤タイプのものや、首後ろに付けるタイプもあり、比較的簡単に始めることが出来るのでお薦めです。

 

このお話を読んでいただき、少しでもワンちゃん・猫さんたちのケアにご興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、気軽にご相談ください。

2021.06.29(火)

梅雨に入りましたが体調はいかがでしょうか?

我が家では6月初旬に仕込んだ梅ジュースが美味しく出来上がりました。

今年も寒暖差が激しい気がしますね。

 

 

今年最初の夏日を観測したのは4月20日(火)で25℃を越えた地域が多かったようです。

今年の夏もマスク生活が続きますが熱中症に気をつけながらマスクと付き合っていきたいですね。

 

熱中症は人間だけでなく、ワンちゃん、ネコちゃんも注意が必要です。

 

◎特に注意が必要なタイプ

・大型犬

・短頭種(ブルドッグ、フレブル、パグ)

・肥満体形の犬、猫

・地面に近い小型犬

 

◎主に熱中症になりやすい場所

・長時間の炎天下や車内

・普段生活している室内。

意外と思われますが私たちには心地良くても毛を身に纏っている犬猫にとっては暑く感じることがあるので涼しくしてあげるといいですね。

 

◎主な熱中症の症状

・元気が無くぐったりしている。

・食欲不振

・激しいパンティング(ハァハァしている)

・痙攣

・嘔吐

 

◎対処法

・涼しい場所で脇、足の付け根等の太い血管を冷やしたり、体に水をかけ冷やすことが大事ですが

対応が遅れてしまうと命に関わる事もあるので熱中症の疑いがある時は早めの受診をお勧めいたします。

 

☆もう一つ☆

熱中症の他に夏場気を付けたいのが昼間、夕方のお散歩です。

太陽の日差しで熱くなったアスファルトの温度が高く肉球を火傷してしまう事もあるので気を付けてあげてくださいね。

 

今年も暑くなりそうです。美味しい物を食べて寝て体力を付けて、皆で乗り越えましょう!

 

 

 

 

2021.05.25(火)

以前こちらのブログで「ワンちゃん、ネコちゃんの異物摂取」について取り上げさせて頂きましたが、今回は実際に異物を食べてしまったワンちゃんについてご紹介させて頂きます。

 

11歳のミニチュアダックスフンドが2cm大のスーパーボールを食べてしまったということで来院されました。

誤食してから間もなかったので、催吐処置を実施しましたが、吐き出されませんでした。

スーパーボールはその丸い形状ゆえ、吐き出されないことが多々あります。

 

超音波検査を実施したところ、スーパーボールが胃にあることが確認されたため、内視鏡検査を実施しました。

内視鏡では、胃の入り口付近にスーパーボールが確認されました。

バスケット鉗子という専用の道具を用いて、無事取り出すことが出来ました。

 

その後もそのワンちゃんは体調を崩すこともなく元気で過ごしています。

 

今回は内視鏡で無事スーパーボールを取り出すことができましたが、腸に詰まった場合や、異物の種類によっては開腹手術が必要となることがあります。

 

ワンちゃん、ネコちゃんが間違って異物を食べることがないように十分に気をつけて下さいね。

 

 

超音波検査(黒い丸がスーパーボール) 胃内のスーパーボール

取り出している様子       バスケット鉗子

2021.03.21(日)

だいぶ暖かくなりお散歩もしやすい時期になってきました。

この時期になると狂犬病やフィラリアなどの予防が大切になってきます。

 

 

春になると狂犬病のお注射を打ってくださいとお知らせが届きますが、そもそも狂犬病とはどういう病気なのでしょうか。

 

狂犬病は犬だけではなく、人を含めたすべての哺乳類に感染する人畜共通感染症です。

狂犬病にかかった犬やキツネ、コウモリなどに噛まれることによって人へ感染します。

発症すると痙攣や、麻痺、狂躁などの神経症状が確認され、ほぼ100%死亡する恐ろしい病気です。

発症を防ぐためには2週間の潜伏期間内にワクチンを打たないといけません。

 

幸いなことに現在日本での発生はしていませんが、今後もし発生した時の為に今のうちからしっかりとワンちゃんの予防注射を行いましょう。

 

又、おうちのわんちゃんが人を咬んでしまった場合、翌日までに役所へ届けを出し、予防注射を打ってたとしても2日以内に動物病院にて検診を受けなければいけません。

 

今年は新型コロナの影響で集合注射が中止となりました。

普段あまり体調を崩すことのないわんちゃんもこれを機に病院で予防注射を行い、一緒に健康診断も受けてみてはいかがでしょうか。

 

狂犬病、フィラリア予防についてはこちらをご覧ください。

(さらに…)

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