お知らせ・ブログ
Blog2019.02.23(土)
ようやく少しずつですが、日が出てる時は暖かくなってきましたね☀️
ですが夜になるとまだまだ冷えるのでコートが手放せません…。
寒い夜は特に外に夕食の匂いが外に漂うような気がします。
病院の駐車場にも美味しそうな匂いがたまにしていて、とてもお腹が空きます(﹡ˆ﹀ˆ﹡)
今回はそんな食べ物に関してです。
犬猫の食べてはいけない物について少しお話します。
有名な物と言えばネギ類、チョコレート、キシリトールです。
ニラ、ニンニクもネギ類に含まれるため食べさせてはいけません。
また、調理したとしても毒性は消えない為注意が必要です。
ネギを食べると量によっては血液中にある赤血球が破壊され、黄疸、嘔吐、下痢、貧血や真っ赤な尿(血色素尿)が出てしまうこともあります。
チョコレートはカカオに含まれる成分によってソワソワ落ち着きがなくなる、下痢、嘔吐、脱水、失禁、高体温などの症状が起こることがあります。
しかし、体格や個体差にもよりますがほんの少し食べただけでは症状が出ないこともあります。
もし食べてしまった場合、どんなチョコレートをどれくらい食べたかを担当の先生へ伝えましょう。
意外と怖いのがキシリトールです。
ガムなどに含まれるキシリトールの恐ろしい所は、ガムなど甘くなっていますが、食べてしまうと血中の糖分が下がり、低血糖を起こしてしまいます。そして中毒症状が食べてすぐに出てしまうことです。
食べてから数十分で症状が出始めることが多く、嘔吐や虚脱、痙攣、肝障害などが起こります。
少ない量でも中毒症状が出る為とても危険です。
最近はぶどうやレーズンも食べてはいけないものとして有名です。
甘くて果物なのでついついあげてしまう方もいますが、危険です。
症状は嘔吐、下痢、食欲不振。大量に摂取した場合、腎不全になってしまうことがあります。
レーズンパンなども与えてはいけません。
その他にもあまり知られてはいませんが、消化器症状を引き起こすきのこ類やアボカド。
牛乳などの乳製品。
これは特に子猫や子犬には人間の牛乳は与えないようにしましょう。
上手く消化出来ず下痢をしてしまいます。もしミルクを与える場合は犬猫用のミルクをあげてください。
全てのものに言えることですが、何かを食べてしまった場合、「いつ」「何を」「どのくらい」食べたかを先生へ伝え、食べた実物(無ければ同じ物)を実際に持って病院へ行きましょう。
これは食べ物だけではなく、おもちゃなどを誤飲してしまった場合も同じです。
そして、何かを食べてしまった時、なるべく大声を出さずにサッと残っている物を取り上げてください。
特に犬に言えることですが、大きな声でその子の名前を呼びながらものを取り上げると構ってくれたと勘違いしてしまい、また同じ事を繰り返すことがあります(叱られていると気が付かない)。
量によっては全く症状が出ない場合もありますが、数日して症状が出てくることもあります。
食べてしまったが、元気だから様子を見る…ではなく、お電話でもいいので一度病院へご相談くださいね❀
2019.02.19(火)
当院では、お預かり時とお預かり中3日に1回
獣医師による身体検査を行っております。
ワンちゃん ネコちゃん の中には環境の変化に弱く体調を崩す子がいます。
慣れない場所での不安なお泊り・・・食欲が出ない、お腹をこわした などの
体調の変化に早く気づき、迅速に対応することができます。
できる限りお預かり時に飼い主様と身体検査を行っておりますので
時間に余裕をもっておいでください。
お急ぎの方はお預かり後 こちらで行いますのでお知らせください。
2019.02.16(土)
ワンちゃんを飼って誰もが一度はしつけの問題で悩んだことがあると思います。
当院では月に2回、土曜日に子犬(3ヶ月~1歳)のしつけ教室を開催しています。(予約制)
社会性を養い、他の犬に慣れ動物病院やドックカフェ等自宅以外の場所を怖がらないようにする。さらに「お座り」「伏せ」「待て」「おいで」などの家庭犬として必要な行動を飼い主様と一緒に学びます。
トレーナーの鈴木美貴子先生はJKC公認訓練士であり多くの家庭犬訓練競技会の優勝や入賞の実績をお持ちです。さらに、かつては某テーマパークでダンサーとしても活躍されていたとってもチャーミングで優しい先生です!
今日の生徒さんは柴犬の「大島のあ」ちゃん。飼い主の大島様と一生懸命に勉強中…。頑張って❗
子犬以外にも成犬のしつけ相談や自宅でのトレーニングなども承っております。
詳しくはK-9 studio MICKEY 090-7722-8383までお問い合わせ下さい。
2019.02.12(火)
院内勉強会
今晩は皮膚科専門医の大隅先生との「外耳炎」勉強会。外耳炎はワンちゃんに非常に多い耳の疾患です。それだけに原因や治療法も様々。基礎からしっかり勉強して最善の治療方法を飼い主様に提案出来るようにしたいと思います。獣医師、動物看護師、アルバイトの学生まで参加して熱心な授業が夜遅くまで行われました。
2019.01.26(土)
インフルエンザが流行していますが、皆様お体の調子はいかがでしょうか。
わんちゃんや猫ちゃんも、寒い日が続くので体調を崩しやすい時期かもしれないですね。
冷えないよう、暖かくしてお過ごしください。
さて、本日は犬や猫の認知機能障害についてのお話をしたいと思います。
最近では獣医学の進歩により、犬や猫の寿命が延びています。それに伴い、いわゆる生活習慣病や、認知機能障害も増えています。
特に犬は、人間や猫と違ってすべての個体で認知機能障害になる素因があると言われています。特に犬種や性別による差はなく、高齢であることが引き金になります。
是非早い段階で予防・対策をとってあげてください。
最近ではフードに予防できる成分が含まれているものもあるので、ご興味があれば是非スタッフまでお声かけください。7,8歳を過ぎたら始めるといいと言われています。
そもそも認知機能障害は、人間だと言葉を交わすので気づきやすいですが、喋らない犬や猫の場合はどうやって気づいてあげれば良いでしょうか?
当院では認知機能障害発見のチェックリストを用意しておりますので、ご興味のある方はお声かけください。
(認知症のチェックリストはこちらをクリックでダウンロードできます。)
症状の例としては、普段楽しく遊んでいたことをやらなくなってしまう、慣れている道を忘れてしまう、家族の顔を忘れてしまう、などです。日常生活でよく観察していると気づく変化ですので、普段からよく見ていてあげてください。
また、夜鳴きや夜間の徘徊、そそう(トイレを忘れてしまう)など、わかりやすい変化も症状の一つです。
以上のような変化が見られたら、また気になる行動がありましたら、是非ご相談ください。
フードを専用のものに変更するなどできることから始めてあげましょう。
では実際、認知機能障害になってしまったとき、おうちではどういった対策をとれば良いでしょうか。
認知機能障害にとって、ストレスは悪化の要因になります。何か粗相(そそう)をしても、絶対に叱らないであげてください。
また、トイレに行きたいけれど行けない、歩きたいのに歩けない、という葛藤もストレスになります。段差をなくす、トイレまで歩く筋力が落ちてしまっているのであればトイレを近づけてあげるなど、環境を整えてあげてください。
徘徊をしてしまう子は狭い場所に引っかかって出られなくなることがあります。柵をつけるなど、怪我をしない対策もとってあげてください。
また、お散歩も効果的です。いい刺激は認知機能障害の進行をゆっくりにします。筋力が落ちてしまっても、ゆっくりでいいので外の空気を吸わせてあげてください。知育トイや頭を使った遊びもお勧めです。
あまり症状が強い場合は投薬が必要になる場合がありますので、お気軽にご相談ください。
また、認知機能障害ではなく病気であることもあります。気になる症状がありましたら、必ず診察を受けるようにしてください。